ショパン:ワルツ 第17番 変ホ長調 遺作 KK IVa-14/BI 46

♪今日の試聴BGM♪

ショパン作曲:ワルツ 第17番 変ホ長調 遺作 by Tomoro




Chopin : Waltz No.17 in E flat major Op.posth. /Tomoro

● 作曲年:1829年?1827~30年頃?
● 出版年:1902年
● 献呈者:エミリア・エルスネル


 【ジャンル解説】
ワルツ(円舞曲)は、西オーストリア、南ドイツ(ハプスブルク帝国)を起源とする、比較的淡々としたリズムの3拍子の舞曲です。
ヨーゼフ・ランナー(Josef Lanner 1801-1843)はオーストリアの作曲家兼ヴァイオリニストで、「ワルツの始祖」とも呼ばれています。
ヨハン・シュトラウス1世(Johann Strauß I(Vater) 1804-1849)はオーストリアのウィーンで活躍した作曲家、指揮者、ヴァイオリニストで、ウィンナ・ワルツの基礎を築いた事から「ワルツの父」とも呼ばれています。


 【作品解説】
ショパンが書いたワルツは、現在楽譜が確認されているものは全部で19曲あり、そのうち作曲者自らが作品番号を付して公式に出版したのは8曲だけです。遺作となった残りの11曲のうち、半数以上の7曲が初期の作品に含まれ、《ワルツ 第1番 変ホ長調 作品18「華麗なる大円舞曲」》が出版される1833年以前に書かれています。

《ワルツ 第17番 変ホ長調 遺作》(※版によっては《19番》としているものもある)は、どう言う訳か、新しく編纂され直したナショナル・エディション(エキエル版)のワルツ遺作集には収められていません。また、最近になって発行された『ナショナル・エディション 第37巻 補遺』にも収められませんでした。今後まだ続巻があるのかどうか分かりませんが、現時点ではよく分かりません。
この曲は、ショパンの作曲の師であるワルシャワ音楽院長エルスネルの、その娘エミリア・エルスネルのアルバムに書き込まれていたものですから、典拠は信頼できるもので、贋作説なども聞いた事ないだけにちょっと不思議ではあります。

この曲の作曲年については諸説ありますが、1827年(当時18歳)から1830年(当時21歳)にかけての間である事は確定的なようで、いずれにせよワルシャワ時代の作品です。

私の考えでは、おそらく1827年頃で、少なくとも1829年夏のウィーン初訪問後ではあり得ないと思います。
なぜならこのワルツも、前回紹介した《ワルツ 第16番 変イ長調》と同様、ウィーン訪問後に精力的に書かれ始めたワルツ群とは、明らかにその作風が異なるからです。


ショパンは1826年秋からワルシャワ音楽院に通い始め、プロの音楽家になるために本格的に作曲の勉強を始めます。
なので、それ以降、彼は様々なジャンルの作品を習作するようになっており、その中には、将来自分が外国へ行く事を想定して書いたのか、様々な外国の舞曲も散見されます。
ショパンは、それ以前は、主にポロネーズやマズルカなどの、自分の身の回りの生活に即したジャンルの作品ばかりを書いていたのです。

私がこの《ワルツ 第17番》を初めて聴いた時、最初に感じたのは、それなりに良い曲ではあるけれど、とにかく「あまりショパンのワルツらしく聞こえない」と言う事でした。
それは前回紹介した《ワルツ 第16番 変イ長調》についても同じで、この2つのワルツは、どちらもエミリア・エルスネルのアルバムから同時に発見されて1902年に一緒に出版されたものです。

《第16番 変イ長調》が、ワルツと言うよりはどことなく《エコセーズ》のような雰囲気があったのに対して、こちらの《第17番 変ホ長調》の方もまた、やはりワルツと言うよりは1827年に書かれた《コントルダンス》のような雰囲気が感じられるのです。
つまり、これらはどれも、その頃の習作時代に書かれたワルツだと考えられ、本場ウィーンのワルツに触れる以前のワルツだと言う事です。


ちなみに私は、謎とされているショパンの生年月日に関しては、「1809年3月1日」説を採っております(※その根拠はこちらで)。
なので、本稿ではそれに則ってショパンの年齢を数えています。


Copyright © Tomoro. All Rights Reserved.

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ショパン ワルツ集(遺作付) 解説付 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

FUMI
2012年06月05日 08:37
ショパンワルツは、思い出が沢山あります。7番は、発表会
で弾きました。ワルツが一番、弾きやすかったです。受験
勉強をしなければならなかったので、辞めてしまいました。
子犬のワルツより、弾き応えがありました。
トモロー
2012年06月05日 12:43
FUMIさんへ。
どうも有り難うございます。私にとってはFUMIさんから頂いたコメントがこのワルツの思い出となり、この曲がもっと好きになりました。沢山の思い出の中から、一つずつでもまたお聞かせ願えたら嬉しいです。
FUMI
2012年06月05日 13:55
トモローさん
先程は、コメントありがとうございました。
11番の変ト長調の曲です。とても、リズミカルで、明るい
イメージがします。とても、音が飛んでいて、練習するのに
大変でした。後、この曲集は、30年前に習ったので、楽譜
を見ながら、回想しています。
トモロー
2012年06月05日 15:24
FUMIさんへ。
11番もいい曲ですね。これはパリ時代初期の遺作ですね。私のブロクは作曲年順にショパンの作品とその背景を追っていて、今やっとウィーン時代に入ったばかりですから、11番を取り上げるのはもうしばらく後になりますが、どんな記事になるのか自分でも今から楽しみになりました。
FUMI
2012年07月03日 10:27
トモロー様
大変お返事が遅くなり、申し訳ないです。父の入院騒動が
あったりして、この1カ月は大変でした。
ワルツは、とても弾くのが楽しいです。
このことを調べさせてくれませんか?
ショパンの恋人、ジョルジュサンドです。
晩年を共に暮らした方です。
ピアノを習っていた頃、ワルツは、結構先生に教えて頂きました。この曲集と、ベートーヴェンソナタは、素晴らしいと
思いました。
トモローさんのご報告を楽しみにしています。
トモロー
2012年07月03日 14:45
FUMIさんへ。
お父様お大事に。
私も一昨年に父の入院騒動がありまして、本当に騒動と言う言葉がぴったりだった事を思い出しました。
実はジョルジュ・サンドについては書きたい事が沢山あるのです。もうしばらくお待ち下さい。一つだけ言うと、ショパン・ファンには彼女を悪女扱いする人も多いようなのですが、私は全く逆だと考えているんですよ。
ベートーヴェンのソナタは私も好きで、このブログでも今まで葬送と月光を取り上げていますが(※ブログテーマ「ピアノ・ソナタ」にて)、今後他にも予定しておりますので、よろしかったらご覧下さい。
FUMI
2012年07月04日 11:18
トモロー様
お互いに、お父様を大事にしてください。私も、そうします。
話がそれて、ショパンのノクターンの先生は、フィールド
と、レイバッハだそうですね。私も最近知りました。
ショパンは、ワルシャワ音楽院に通っていたんですか?
早く、ジョルジュサンドの話が聴きたいです。
トモローさんは、音大生ですか?私も、音大志望でした。
高校は、公立に行き、音楽はそれから、勉強をしてもいいと
思いました。それを、阻むものが出てきて、一般の大学にしました。
ところで、ショパンの楽譜は、このワルツしかなく、ショパンの全てを知っているのではないので、お許しください。
また、コメントをお待ちしています。

FUMI
2012年07月07日 16:32
私が好きなワルツは、7番ですね。他に、10番12番も
好きです。
私も、正に、第17番習いたかったです。ワルツ集全曲、習いたかったです。残念。
トモロー
2012年07月07日 18:44
FUMIさんへ。
ショパンのノクターンとフィールドの関係については、当ブログのカテゴリーテーマ・ノクターンで少しだけ触れていますが、レイバッハについては初耳でした。
ちなみに私は、音楽に関しては完全に独学のロック馬鹿で、主に作詩、作曲、編曲、プログラミングが専門で、演奏者としては挫折したクチなんですよ。
ショパンのワルツは今の所、当ブログでは作曲順に16、17、15、10、13、14番と取り上げてきましたが、有名なのも無名なのも、どれも名曲ばかりですものね。
FUMI
2012年07月08日 18:22
トモロー様
沢山の才能がおありなんですね。びっくりしました。
皆さん、フィールドは聞いたことがあるけれど、レイバッハは知らない、とおっしゃいますよ。私は、たまたま子供
の曲集に、レイバッハと、出会えてよかったと思います。
全音のピースの131番レイバッハBレベルです。楽譜代は
525円らしいです。
なかなか、綺麗な曲です。聴く機会があればいいですね。
レイバッハは、曲がうけなくて、指導者や、教育者に、回ったそうです。
トモロー
2012年07月10日 09:59
FUMIさんへ。
沢山の才能と言うより、それら全てをひっくるめて一つの作業となっているので、それしか能のない人間と言った方が正確でしょうか。
レイバッハのノクターン、探して聴いてみました。サロンで弾くのに似合いそうな、いい曲ですね。何でもこの人は1817年生まれだそうで、つまりショパンより7、8歳ほど若くて、パリ時代のショパンにピアノを習っていた事があるんだそうですね。ちょっと調べてみて初めて知りました。ですからショパンと同様レイバッハにとっても、フィールドがノクターンの先生だったんでしょうね。レイバッハのノクターンは、どちらかと言うとショパンよりフィールドの方に近いように私には感じられましたので。
FUMI
2012年07月10日 17:48
トモロー様
レイバッハが、ショパンに教えていたんですか?その逆説もあるのですが。
ただ、恋人にジョルジュサンドがいたこと位しか知らなくて。ショパンワルツしか、先生には習ったことが無く、猛スピードで進んで行くので、一人の作曲家を突き詰めて、
レッスンするタイプではなかったのです。
ショパンは、表現力を付けるのが難しいですね。
やはり、貴方の言うとうり、レイバッハがショパンの先生でした。
暑くて、回線が可笑しいのかな?
トモロー
2012年07月10日 19:03
FUMIさんへ。
いえいえ、レイバッハがショパンにではなく、ショパンがレイバッハに教えていたんだそうです。私の文章がおかしかったのかもしれません、誤解を招いて申し訳ありません。
FUMI
2012年07月10日 23:43
トモロー様
先生がショパンで、弟子がレイバッハと云うことですか?
トモロー
2012年07月11日 00:20
FUMIさんへ。
そうです。
FUMI
2012年08月01日 08:52
また、連絡が遅くなり、申し訳ありません。
また、父の闘病が始まって、なんで?と云う感じです。
先にあげた、フィールド、レイバッハのノクターンよりも、私は、ショパンが好きです。先日、遺作の両手で弾くのは?と思い、片手ずつ弾いてました。練習しました。
長いこと弾いてなかったので、難しかった。
それより、父の容態が安定しないと、前に進めません。
トモロー
2012年08月01日 13:54
FUMIさんへ。
心中お察しします。
私の方は、一昨日、愛猫が腎不全であることが発覚しまして(猫と一緒にするな!と怒らないでくださいね)、16歳と高齢だし、腎不全は猫の死因のトップという事で、ある程度仕方ないのかもしれませんが…。
ただ、運よく初期段階での早期発見だったので、今すぐどうこうと言う状況ではなく、それだけが不幸中の幸いです。
そんなこんなで、私も仕事が手につかない日が続いております。
でも、それもこれも身内への愛の一部だと思ってますから、お互いめげずにがんばりましょう。
FUMI
2012年08月01日 15:53
トモロー様
愛猫が腎不全なんて、お気の毒です。お大事に。
命は、人間も動物も同等です。
我が家も、明日、総合病院に行きます。診断が気になります。ピアノは、当分前に進めません。
FUMI
2012年08月05日 05:11
トモロー様
父はとうとう入院してしまいました。
まだ、完全に検査は終わっていません。しかし、人工呼吸器の話、余命と云うことも、念頭に入れといてくださいと
言われました。茫然としました。
今回だけは、尾崎豊さんを聴いています。
他に聴くとしたら、バッハですか?
トモロー
2012年08月05日 09:01
FUMIさんへ。
言葉もありません。
実はうちの父も、前に入院した時に既に余命の話は出ておりまして、ですから心中察するに余りあります。
こんな時、私ならやっぱりバッハでしょうか…。
FUMI
2012年08月05日 19:36
トモロー様
トモローさんの言葉に勇気ずけられました。ありがとうございました。
本当に落ち込んだ時、癒されたいときは、バッハですね。
ただ、尾崎さんの詩に、懐かしい思いがします。
FUMI
2012年08月08日 05:07
トモロー様
今日、父が緊急手術をすることになりました。本当に、急がなければらしいのです。
ピアノを弾く暇もない。CDを聴くだけです。
じれったいけれど、それが現実です。
まだ、茫然としている状態です。
トモローさん。ジョルジュサンドの詳しい話を、聞かせてください。お願いします。
トモロー
2012年08月08日 11:23
FUMIさんへ。
ジョルジュ・サンドにつきましては、私のブログがパリ時代に入るまで、もうしばらくお待ち下さいね。
何しろ詳しく書くには、かなりの気合と時間が必要なほど個性的な女性なので…。
FUMI
2012年08月24日 17:50
お久しぶりです。私まで、風邪を引いて、父に合うのを控えています。うつしては、いけないので。最近は、中村
紘子さんの、ショパンワルツ、全集を聴いて、落ち込みを
和らげています。
ところで、トモローさんの一番好きなワルツは何ですか?
私は、やはり、7番です。
ジョルジュ・サンドという女性は、魅惑的な感じがします。焦らずに。ゆっくりと。
トモロー
2012年08月25日 10:11
FUMIさんへ。
私は《別れのワルツ》ですね。
この題名はあくまでも俗称で、ショパンの意図するものとは違うのでしょうけど、ちょっとテンポを落として弾いた時の切ない感じが何とも言えず好きです。
お体、くれぐれもお大事に。
nao
2013年06月16日 01:32
このワルツの偽作説、以前どこかの解説で見たことがあります。誰が唱えているのかはわかりません。
最近刊行された青澤唯夫著『ショパン その全作品』は、楽曲解説にナショナル・エディションの成果を多く取り入れていますが、その中でもこのワルツをごく普通にショパンの作として解説しているし、情況がよくわかりませんね。
私はこの曲を聴いて「ラジオ体操」だと思いました。その滑稽感が好きじゃありません。
トモロー
2013年06月16日 02:03
nao様へ。
なるほど、そうなのですか…。
それはそうと、言われてみれば確かに…。
nao
2013年06月29日 17:32
ナショナル・エディションのワルツ遺作集の別冊ソース・コメンタリーの最後に、この曲のことが譜例付きで書かれていますね。
それを読めばナショナル・エディションにこのワルツが収録されない理由がわかるのでは(例によって私は外語が読めないので…)。
トモロー
2013年06月30日 01:38
nao様へ。
なんと…私はその都度必要な箇所だけ拾い読みしていたので、最後にこんなのがあったなんて気が付きませんでした。
その解説によりますと、「レントラー(※ワルツの前身とされるドイツ・オーストリアの舞曲)の性格を持つ変ホ長調のワルツは、ショパンの作品とされ、変ニ長調のワルツ(※第16番)と共にブライトコップ&ヘルテル社(フェルディナンド・へシック編)より出版されたが、本物であると思われるようなショパンの音楽の特徴をほとんど示していない。この判断は、この作品がショパンの署名のあるエミリア・エルスネルのアルバムに含まれていたとするヘシックの証言によっても損なわれる事はない。この著名なショパンの伝記作家は、作曲家の手稿を特定する事におけるミスから免れなかったのだから。したがってこの作品は我々のエディションには含まれない。」とありますねぇ…。
薄々そうなんじゃないかとは危惧しておりましたが、要するにナショナル・エディションにおける真作か偽作かの判断は、編集者であるエキエルの主観一つに委ねられていると言う事になるようで…彼に言わせると、典拠が全く同じでも、《第16番 変ニ長調》の方は自分的にショパンっぽいと思うから収録するけど、《第17番 変ホ長調》の方はショパンっぽいと思わないから入れないよーん…みたいな…?
nao
2013年06月30日 05:39
えー、まず《第16番 変イ長調》ですね。私、調性の誤記にはうるさいです(専門家の解説でもあまりに多いので。たしかマズルカOp.7-4の記事中にも調性の誤記があったかと…)。

翻訳ありがとうございます。その記述からすると、ヘシックという人は他にも「作曲家の手稿を特定する事におけるミス」を犯しているので信用ならないということなんでしょうか?そうでなければあまりに独善的な判断に思えます。私の中でもランクのかなり低い曲ですが、様式からショパンのものでないとするほどの違和感は感じません。
ところで、以前CDショップで『当時のプレイエルピアノによるショパン作品集』というCDを見ていたら、収録曲に《レントラーとトリオ 変イ長調》という全く未知の曲目がありました。これを聴くためにそのCDを買うかどうかちょっと迷いましたが、当時の私は既に、この手の記載は大抵あてにならないという結論を持っていたので買いませんでした。後々音楽資料室でそのCDを見つけて聴いてみたら、このワルツがそれでした。
調性から何からどれ一つ合ってない!これは、このCDを売らんがためにショパンマニアを釣ろうとして画策された悪質な偽装なのでは、とさえ思っています。さもなければこんな誤記が生じるはずがない。
それ以前には、古書店の店頭で格安販売されてるマイナー輸入盤に「世界初録音 マズルカ ト短調」との日本語による帯が付いたCDがあり、この時は相当迷いましたが買いませんでした。結果正解ですが、一体どの曲が世界初録音に仕立てられていたんだろうと思います。かつては、ありもしない未知のショパン曲目に何度か騙されてガッカリさせられた経験もあります。
最近のメジャーなCDでは、横山幸雄のショパン全集にある「アレグレット 嬰ハ短調」という記載は、《アレグレット 嬰ヘ長調》のことです。もともと珍しい曲なのに、悪質ですねー
nao
2013年06月30日 05:48
追記:ちなみにその《アレグレット 嬰ヘ長調》も、元来はもっと長い曲だったのをエキエルが中間部以降を偽作と判定して現行の1分足らずのかたちにしたそうです。このワルツでの判断を聞いて、そっちの完全版も聴きたくなりましたよ。エキエルは《パガニーニの思い出》の序奏も偽作として削除してますね。
トモロー
2013年06月30日 15:00
nao様へ。
そうそう、《ワルツ 第16番》は《変イ長調》で、《マズルカ 第9番》は《ハ長調》でした。なにしろロック馬鹿ゆえギターのコードネーム「A、B、C…」が体に染み込んでて、いまだにクラシックの「イ、ロ、ハ…」呼称がピンと来なくて…(←言い訳)。重ね重ねありがとうございます。
まあ、確かにヘシックは、少なくともショパンの手紙関連では、ちょっと如何わしいところのある人物ではあるのですけどね…。いずれにせよ、それがヘシックであれエキエルであれ、ポーランド人のショパン研究家はちょっと主観を交えすぎる嫌いがあると言う意味において皆同罪であると、私は常々警鐘を鳴らしてきた次第なのでございますよ。
ちなみに《パガニーニの思い出》の序奏については、私もついこの間それを知ってビックリして、該当記事に追記しようかと考えていたところだったんですよ。
nao
2013年07月01日 02:07
ドレミ社辞典でこのワルツの注解の項を見直してみたら、こんなことが書かれていました。
「ヘンレ版の序文によれば、この作品は、新ポーランド版ショパン全集(ナショナル・エディション)の校訂者であるヤン・エキエルはショパンの作品であると断定しているが、ヘンレ版の校訂者エヴァルト・ツィンマーマンは偽わしい作品としている」
??????…どこもかしこもあてにならないこと言ってますね。「偽わしい」って何と読むんでしょう?

この記事へのトラックバック