ショパン:マズルカ 第53番(第50番) ト長調 KK IIa-2/BI 16

♪今日の試聴BGM♪

ショパン作曲:マズルカ 第53番(第50番) ト長調 by Tomoro




Chopin : Mazurka No.53(50) in G major /Tomoro

● 作曲年:1826年
● 出版年:1826年/1879年
● 献呈者:なし


 【ジャンル解説】
マズルカは、ショパンの祖国ポーランドの民族舞踏の一種です。
中部マゾフシェ地方の快活なマズル、
西部クヤヴィ地方のゆったりしたクヤヴィアク、
南部シロンスク地方の急速なオベレク、
の三つに分類され、主に農民によって踊り継がれてきました。

ショパンのマズルカは、それら三つの要素を巧みに融合させながら、独創的で芸術性の高い作品に仕上げられています。


 【作品解説】
第53番(※版によっては50番)は、ショパンが17歳の時の作品で、《第52番(第51番) 変ロ長調》と共に、作品番号も献呈もなしに、当時ワルシャワで30部だけ出版されました。
ですから厳密には遺作ではありませんが、作曲者の没後、1879年に全集に収められて再出版されるまでは、広く一般に知られる事のなかった作品です。
作曲者による改訂稿があり、現在2種類の版が知られています。

最新の研究によって編集されたナショナル・エディションでは、この曲の題名は52番と同様《マズル》になっています。
これもシンプルですがはつらつとしていて、典型的なマズルらしい作品です。
尚、こう言った作品を系統だって分類する手立てとして、ポーランドのショパン研究家クリスティナ・コビランスカ(Krystyna Kobylańska)による『作品番号のない作品目録』の分類番号「KK」があり、そこではこの作品は「KK IIa-2」とされています。
更に、 モーリス・J.E.ブラウン(Maurice J.E. Brown)がショパンの全作品に与えた作曲順の通し番号「BI」では、この作品は「BI 16」とされています。

ちなみに私は、謎とされているショパンの生年月日に関しては、「1809年3月1日」説を採っております(※その根拠はこちらで)。
なので、本稿ではそれに則ってショパンの年齢を数えています。


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