ショパンの作品を鑑賞する

アクセスカウンタ

zoom RSS ショパン:ノクターン 第5番 嬰ヘ長調 作品15-2

<<   作成日時 : 2012/11/05 21:39   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

♪今日の試聴BGM♪

ショパン作曲:ノクターン 第5番 嬰ヘ長調 作品15-2 by Tomoro




Chopin : Nocturne No.5 in F sharp major Op.15-2/Tomoro
● 作曲年:1830〜1831年
● 出版年:1833年
● 献呈者:フェルディナンド・ヒラー氏


 【ジャンル解説】
ノクターン(Nocturne)と言うのは英語ですが、同じ綴りのフランス語「ノクチュルヌ=夜の」を語源とし(※もっと遡るとラテン語の「Nox=夜」に行き着くのだそうです)、音楽的な意味合いとしては、イタリア語の「セレナータ」や、あるいはドイツ語の「セレナーデ、ナハト・ムジーク」と同じ流れを汲むもので、元々は、親しい人や称賛すべき人のために、夕方や夜に野外で演奏される音楽の事です。
日本語では「夜想曲」と訳されています。
現在では、恋人のために歌う音楽と言うイメージが強いかもしれません。
これを最初にピアノ曲にして「ノクターン」と名付けたのは、アイルランドの作曲家兼ピアニストのジョン・フィールド(John Field 1782−1837)でした。
ショパンは、このフィールドの作品から直接影響を受け、自らもノクターンを作曲するようになりました。
現在では、「ノクターン」と言えばショパンの代名詞的な音楽ジャンルとも言えるでしょう。


 【作品解説】
この曲は、ショパンがウィーン時代(21〜22歳)に立て続けに書いた5曲のノクターンのうちの一つで、《3つのノクターン 作品15》としてまとめられた中の第2曲目です。

ショパンのノクターンの中でも人気の高い作品の一つで、五連譜や七連譜などの複合リズムや、多彩な装飾音が随所にちりばめられています。
しかしながら、それらが少しも装飾過多には感じられず、自然発生的な旋律として、まるで泉から湧き出るかのように最後まで流れていくと言う点がこの曲の特徴とも言えるでしょう。

「二倍の速さで」と指示された中間部においてもその流れは損なわれず、たとえば《第4番 ヘ長調》のような、主部と中間部との明暗をくっきりと対比させるのとはまた違った音楽的展開をみせています。

《作品9》の3曲がいずれも終結部が華麗に彩られていたのに対して、《作品15》の3曲はいずれも終結部が控えめに抑えられていて、聞き終えた後の印象としては雰囲気的によりノクターンらしい感じがします。
それはおそらく、この時期の一連の作品において、ショパンの天性がいよいよ本格的に目覚め、彼がメロディ・メーカーとして何かを掴み、その事からくる何か自信のようなものがそうさせていたのかもしれません。

ちなみに私は、謎とされているショパンの生年月日に関しては、「1809年3月1日」説を採っております(※その根拠はこちらで)。
なので、本稿ではそれに則ってショパンの年齢を数えています。


Copyright © Tomoro. All Rights Reserved.

弟子から見たショパン―そのピアノ教育法と演奏美学
音楽之友社
ジャン=ジャック エーゲルディンゲル
amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by 弟子から見たショパン―そのピアノ教育法と演奏美学 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by パリのヴィルトゥオーゾたち ショパンとリストの時代 の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
ショパン:ノクターン 第5番 嬰ヘ長調 作品15-2 ショパンの作品を鑑賞する/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる