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zoom RSS ショパン:ノクターン 第4番 ヘ長調 作品15-1

<<   作成日時 : 2012/10/29 20:47   >>

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♪今日の試聴BGM♪

ショパン作曲:ノクターン 第4番 ヘ長調 作品15-1 by Tomoro




Chopin : Nocturne No.4 in F major Op.15-1/Tomoro
● 作曲年:1830〜1831年
● 出版年:1833年
● 献呈者:フェルディナンド・ヒラー氏


 【ジャンル解説】
ノクターン(Nocturne)と言うのは英語ですが、同じ綴りのフランス語「ノクチュルヌ=夜の」を語源とし(※もっと遡るとラテン語の「Nox=夜」に行き着くのだそうです)、音楽的な意味合いとしては、イタリア語の「セレナータ」や、あるいはドイツ語の「セレナーデ、ナハト・ムジーク」と同じ流れを汲むもので、元々は、親しい人や称賛すべき人のために、夕方や夜に野外で演奏される音楽の事です。
日本語では「夜想曲」と訳されています。
現在では、恋人のために歌う音楽と言うイメージが強いかもしれません。
これを最初にピアノ曲にして「ノクターン」と名付けたのは、アイルランドの作曲家兼ピアニストのジョン・フィールド(John Field 1782−1837)でした。
ショパンは、このフィールドの作品から直接影響を受け、自らもノクターンを作曲するようになりました。
現在では、「ノクターン」と言えばショパンの代名詞的な音楽ジャンルとも言えるでしょう。


 【作品解説】
この曲は、ショパンがウィーン時代(21〜22歳)に立て続けに書いた5曲のノクターンのうちの一つで、《3つのノクターン 作品15》としてまとめられた中の第1曲目です。

ショパンのノクターンの中では、楽曲構成が最もシンプルで演奏時間も比較的短いのに、なぜか壮大なスケールを感じさせる、不思議な曲です。
主部と中間部の対比と言う点でも、《第3番 ロ長調》のそれを遥かに凌いでいます。

たとえば、ショパンのバラードを指して“拡大されたノクターン”と評する人もいますが、だとすればこの曲などは、まるで後の《バラード 第2番》のような雰囲気をたたえており、まさに“縮小されたバラード”と言えるのではないでしょうか。
その事が、シンプルながらも壮大なスケールを感じさせる要因になっているのかもしれません。


《3つのノクターン 作品15》を献呈されたフェルディナンド・ヒラー(Ferdinand Hiller 1811−1885)は、ショパンが1931年にパリに渡って直に知り合ったピアニスト兼作曲家です。
フランクフルト出身で、アロイス・シュミットやフンメルと言うショパンともなじみのある音楽家に師事していていた事や、取り分けモーツァルトを敬愛していた事等もあってか、パリ時代のショパンが特に親しく交際していた音楽家の一人です。
ショパンは友人宛の手紙で、彼の事を“カルクブレンナーには及ばない”としながらも、“とても才能があり、善良な人”と評しています。

ちなみに私は、謎とされているショパンの生年月日に関しては、「1809年3月1日」説を採っております(※その根拠はこちらで)。
なので、本稿ではそれに則ってショパンの年齢を数えています。


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