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zoom RSS ショパン:マズルカ風ロンド ヘ長調 作品5

<<   作成日時 : 2010/12/16 02:43   >>

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♪今日の試聴BGM♪

ショパン作曲:マズルカ風ロンド ヘ長調 作品5 by Tomoro




Chopin : Rondo à la mazur in F major Op.5 /Tomoro

● 作曲年:1826年
● 出版年:1828年
● 献呈者:アレクサンドリーヌ・ド・モリオール伯爵令嬢


 【ジャンル解説】
ロンドは、「輪舞曲」、「回旋曲」などと訳される通り、A、B、A、C、A…というように、一つの旋律(ロンド主題)の間に様々なエピソードを挟みながら繰り返される音楽形式の曲で、ベートーヴェンの《エリーゼのために》などが、ロンド形式の代表的な作品です。


 【作品解説】
ショパンの『マズルカ風ロンド』は、その名のごとく、マズール風の旋律をロンド主題に用いています。
ショパンは1826年(17歳)の秋からワルシャワ音楽院に入学し、そこで学院長でもあるエルスネルに師事し、本格的に作曲の勉強をする事になります。
この曲は、そこでこなした課題の一つだったようです。
ショパンは前年にも『ロンド ハ短調 作品1』のロンドを書いていますが、これも、当時エルスネルから個人的に作曲の指導を受けていた事によるものです。
それ以前は、ショパンはポロネーズやマズルカのように、自分の身の回りの生活に即した作品しか楽譜を残していませんでした。

ちなみに、この曲が最初1828年に出版された時、それはショパンが懇意にしていたワルシャワの楽譜商ブルゼジィナから限られた部数が刷られただけで、作品番号も付けられていませんでした。
これが《作品5》とされたのは、パリ時代の1836年にフランス及びドイツで改めて出版され直した時です。


この曲を献呈されたモリオール嬢は、ショパンとは幼友達で、当時ワルシャワを統治していたロシアのコンスタンチン大公家で家庭教師をしていた伯爵家の令嬢です。
実は彼女は、ショパンにとっての「本当の初恋の相手」だったのでした。

伝記の上では、ショパンは1829年の春からワルシャワ音楽院・声楽科のコンスタンツヤ(コンスタンチア)・グワトコフスカに対して初恋をしたと云われてますが、それは事実ではありません。
その話は、そのエピソードを最初に世間に公表した伝記作家モーリッツ・カラソフスキーと、その彼にショパンの手紙の「写し」を資料提供したティトゥス・ヴォイチェホフスキによる完全な作り話です(※その根拠と詳細はこちら)。
ポーランドの独立を強く願う国粋主義者だった彼らは、コンスタンチン大公家と懇意にしていたモオール伯爵家を国賊くらいに思っており、ショパンがそんなモリオール家と親しく交際していた事がとにかく気に入らなかったのです。
ですから、彼らがモリオール嬢をショパンの初恋の相手として認めたくないと思ったのも当然で、だからこそヴォイチェホフスキは、「理想の人」などという架空の女性をショパンの手紙に書き加え、それをカラソフスキーが後でグワトコフスカだった事に設定変更して話を膨らませてしまったのです(※その詳細はこちら)。


ちなみに私は、謎とされているショパンの生年月日に関しては、「1809年3月1日」説を採っております(※その根拠はこちら)。
なので、本稿ではそれに則ってショパンの年齢を数えています。


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